右膝蓋骨脱臼してしまった

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   2023/01/22

みなさん。こんにちわ。
表題の通り右膝蓋骨を脱臼してしまいました。

簡単に言うと、膝の皿がグインと外側にずれてしまいました。

せっかくブログやってるので同じ境遇の人や、今後患ってしまった方用に経過など書いていきます。
参考程度に見て頂けたら幸いです。

右膝蓋骨脱臼

まずどんな脱臼なのかは、お手数ですが『膝蓋骨脱臼』と検索すればいっぱいでてきます。
なのでこの辺の詳しい説明は除外します。

発生時の状況

庭に布団取りに行った時、20cmの段差を着地する時にやってしまったようです。

そのままバランスを崩して倒れてしまいました。

私は普通に降りられているつもりだったので思考回路が???。
数十秒経ったのち、立ち上がろうとするも右膝が動かず。

痛みも出始め、その痛みの元を触ってみると・・・
あるものがない??

膝の皿がなかったのです。
そして膝が変な形に・・・。

『あ、やってしまったな』

次に考えることは主に『骨折』『入院』『仕事』『費用』『完治』など。
このへんが頭の中をグールグル。

とりあえず家族が気付いてくれたが、動かすにも抱えるにも怪我の度合が不明なため救急車を呼ぶことに。
それまでは寒い庭でじっと動かず我慢。

病院に着くまで

救急隊員到着後、見た目では隊員さんも骨折等判断不可だったので病院に運ぶことに。

そしてなんとか玄関までは両肩を抱えられながらケンケンで移動。(ものすごい激痛でここが痛みMAX)

次にしたのが、マスクをつけること。
結構な激痛なのに『そこかい』と思いつつも大事なことですよね。

マスクをつけてとりあえず靴をビニール袋に入れて保険証、金を持って担架に乗り救急車に。

こんな日に限ってマンションの掃除のおばちゃんがいたり、道路の補修工事を前でやっていたりする。
一旦作業をストップして頂き、無事救急車へ。

そしてコロナ禍のご時世、1件目の病院は係りつけの患者でないと受け入れないと拒否。
待つこと5分くらい、2件目の病院がOKでした。

家から2番目に近い大きな病院で、今後色々助かりそうで一安心。
その後初めて乗車した救急車に何かの感情を抱く暇もなく病院到着。

すぐに救急の先生のもとへ運ばれました。

私の膝

まず触診してもらい、何気ない会話を先生としていると不意に外側にかなりずれていた膝の皿を『フン』と押されました。
すると激痛がなくなり、どうやら元の場所に戻ったみたい。

膝の皿って書いてますけど、後に教えてもらったから書いているだけで、この運ばれた時点ではどういう状況なのかは自分ではわかっていませんでした。

それが不意に『フン』と押されただけで激痛はなくなったのですから、もう何が何やら・・・。

膝の皿うんぬんの話をここで聞いて、今度は骨折や骨が砕けてないかのチェックのためレントゲン室へ。

幸い骨折や骨片はなく、脱臼ということになりました。

そしてレントゲンを撮ってわかったことが、私の膝の皿が生まれつきちゃんとした位置にいなかったそう。
先天的なもので、なりやすい体質だったそうです。

固定器具を渡され

その後このような固定器具を貸し出されました。

右膝蓋骨脱臼

それを付けて帰ってください。
ということで入院もなく、無事帰宅できることに。

骨折や入院が頭をよぎっていたので、この言葉はかなり嬉しかった。
不幸中の幸いというべきか、家族からも『日頃の行いがよかったからこれですんだ』と言われました。

とりあえずこの日は飯食って、体だけタオルで拭いて就寝しました。

経過

怪我から2日目

1時間30分ほどしか寝れず。
椅子に座って寝たほうが寝れそうな感じ。

痛みはないが、とにかく膝が不安定。
患部周りににやや腫れ。

怪我から3日目

夜中に数回起きるも、4時くらいまでは寝られた。

基本ずっと固定器具を付けているので、歩き方はゆっくり&たどたどしい。

怪我から4日目

この日は前日より寝られなかった。
脚を動かせないため、真冬なのに寝汗が凄いことに。

それにより夜中に何回も目覚め、アプリゲームをしながら騙し騙し寝る。

昼になり、器具を外して歩行してみると、以前よりかは皿がしっかり固まった印象。
明日診断のため、無茶はせず器具をつけて翌日を待つ。

怪我から5日目

診断の日。

この日はそこそこ寝れた。
寝られない日⇒寝れる日⇒寝られない日を繰り返している。

タクシーで病院まで行き、まずはCTで脚を撮影。
その後診断。

診断結果は、
『今すぐ手術が必要な個所なし』となりました。

ただ再発率はこの脱臼に限って言えば高く、サイトなど見ても20%~50%はあるそう。

結構ビビる数字です。
ウマ娘なら踏んだら怪我するかも、いやするやろと葛藤する数値。

『そうか、ウマ娘にもこんな過酷なことを私は強いていたのか』と何故かここで反省。

本題に戻ると、
・3週間後にもう一度来院
・骨片などは見られなかった
・脚は90度までなら曲げてもOK
・少しずつ筋肉を周りにつける意識

まとめるとこんな感じ。
今は動画とかいろんなところでリハビリなど解説動画が上がっているので、それを見てリハビリは頑張ってみます。

器具なしでも歩けることを報告すると、
次回来診まで歩くときは器具をつけていてくださいとのこと。

まだ患部を固定することは大事みたいです。

それにしてもあの器具、少々仰々しいので、小さいタイプありませんか?と伺うも『ない』。
私用に計測して小さいサイズのものを作れないかの相談については、まだ患部周辺に水が溜まっているので次回にしたほうが良いとのことでした。

こりゃしばらく外出は近場だけになりそう。

怪我から6、7日目

だいたい3時間は熟睡できるものの寝汗が凄い。

もう右足が強ばって、寝返りできないとか動かさないこともあるのでしょう。

そしたらここ2日間、右足ふくらはぎのむくみがとんでもないことに。
座って作業していても、気になるレベルまで来ています。

お風呂はシャワーのみ。
浴槽に段差があるため、入浴は控えています。

シャワーや足湯で若干むくみは抑えられています。

怪我から8日目

0時30分就寝の4時起き。
寝汗は若干少なくなったか。

むくみも多少収まった。
しかし今度はかなりの筋肉痛。

シップ3枚ベタ張り状態。

怪我から9日目

23時就寝4時起き。
相変わらず寝汗を書いている。

怪我した右足は睡眠時に全く動いていない様子。
身体が緊張しているんでしょう。

この日も若干脚のむくみはあったものの、楽にはなっている。
しかし痛みは下に降りてきて、足首あたりが少し痛い。

膝周りの動きはだんだんよくなってきた。
少しずつ筋肉を付けていく運動(椅子に座ってももを上げ下げなど)をしている。

怪我から10日目

23時就寝3時起き。
やはり汗をかく。

試しにお昼に畳+毛布1枚で寝てみたら1時間30分熟睡できた。
よくわからない。
とにかく寝方を少し模索してみよう。


基本椅子座ることが多く、脚の血行が悪くなってるのか足首から上が痛い。
地べたに座ったら楽ちん。

怪我から11、12日目

11日目は0時就寝の3時起き、5時頃からさらに1時間ほど就寝。

この日から寝汗対策に羽毛布団から毛布1枚にチェンジ。
寝汗はかかなかったが、寒さで目覚めたのか、改善の余地あり。

むくみは少しあるが、だいぶ楽。

ただ足首~ふくらはぎの裏側が痛い。
無理に動かせない分、仕方がないのかな。

12日目も0時就寝。
昨日と同じく毛布1枚で3時間ほど寝て、後半半袖に着替えて羽毛布団にチェンジしてもう3時間寝られた。
やはり羽毛布団では少し汗をかく。

しかし久々に6時間ほど寝られたのでこれがマストになりそう。

今日が12月31日。
毎年恒例の神社お参りはできそうにないな。

怪我から13日目

正月。
お参りもいけず、じっと家で家族と過ごす。

途中で1回起きたものの6時間しっかり睡眠できた。

だいぶ骨ががっちりしてきた気がする。
少しくらいなら曲げても問題なし。

変な方向に負担がかからないようにだけ注意すれば良さそうな雰囲気。

それでも歩くときには固定器具を付けています。

怪我から18日目

正月以降はほぼ同じ感じ。
就寝時間は4時間~5時間まとまって寝られるようになってきた。

寝返りとまではいかないが、右脚の緊張も徐々にとれており寝てても無意識で少しは動かしているよう。

近くのコンビニや、家の周りを器具をつけて周回。
軽いスクワットを朝昼晩。

徐々にリハビリも始めています。

そして健康面でも気をつかうように。

デスクワークなので太り気味の体質を改善すべく、
・白米の量を半分
・咀嚼を意識して食べる(だいたい皆より5分ほど遅く完食)
・朝と晩に無糖ヨーグルト100g

めっちゃ腸の調子がよくなった(笑
体重に関してはまだ数字には表れず、我慢の時期ですね。

怪我から19~23日目

このあたりは毎日同じリズムで生活していました。

睡眠時間も4.5時間くらい。
3時間で一回目覚め、1時間ほど起きて再度1.5時間寝る感じ。

デスクワークするにはほぼ問題ないくらいに回復。

相変わらず外出の際は固定器具を付けています。

怪我から24日目

2回目の診療。

患部をかなりグリングリン触られました。
折り曲げたり伸ばしたり。

結構大胆に触られたことにより、結構大丈夫やなと自分自身思えました。

診療の結果、

・膝は安定している
・固定器具はもういらない
・右脚の膝内側の筋肉を鍛える
・リハビリ科に行ってもらう
・サポーターは脚が細くなるのでやらないほうがいい

こんな結果でした。

リハビリに行ってその経過を見るために2月2週目に再診療。

その日のうちに早速リハビリ科に行きましたが、予約でいっぱいだそうで4日後に再度伺うことに。

固定器具を外してそこそこ歩くのは怪我後初めて。
不安ではありましたが、問題なく帰宅。

気分的には少し楽になりました。

怪我から25~27日目

相変わらず寝返りが緊張によってできないので、初めから布団を抱き枕にして抱え込む態勢で寝ることに。

これが良かったようで、5時間ほど寝られました。
ただ眠いので熟睡はできていないのかも。

しばらくはこのスタイルで寝ることに。

固定器具なしで歩くことに不安はあるものの、家の周りをグルグル歩く日々。
まだ歩き方はたどたどしい。

リハビリテーション1回目

28日目にリハビリ科に1回目の訪問。

右脚膝の内側の筋肉をつけることに専念。

やったことは
・右膝に力を入れたままの状態で、脚をそのまま上に浮かせて降ろす

これが難しい。
上に浮かせるときに力が抜けてしまう。

意識して力を入れたまま浮かせて降ろすと効果あり。
これをしばらくやること。

そして歩き方の練習。
すっかり固定器具のせいで、歩き方が右脚を庇うようになっていたので自然に歩く練習。

リハビリの先生からもまっすぐ歩く分には脱臼しないと言われたので緊張せず歩くことが大事。
これも徐々に慣れていくしかない。

30分ほどレクチャーを受けて次回は5日後に再訪問となった。

怪我から29~32日目

膝に力を入れて上げ下げのリハビリを1日5分×3セットこなす。

散歩も取り入れて自然に歩く練習。
歩き方はだいぶ自然になったが、下りや段差がまだまだ怖い。

睡眠はここ最近、深夜に起きることは少なくなったが、起きても眠い。
眠りが浅そう。

リハビリテーション2回目

33日目にリハビリ科へ2回目の訪問。
歩けば20分くらいの位置にあるのだが、まだ大事をとってタクシーで。

歩き方チェックで合格を頂き、膝の上げ下げもOKを貰った。

今日からは脱臼した脚を軸にしての段差昇降。
数回昇り降りをしたところ、まだ右脚が固いようで上手く降りられていないみたい。

先生から壁に脚の裏(脚の親指が壁にペタっと付く感じ、かかとは地面)をつけた状態で膝を曲げるリハビリを指示されました。

通常な左脚は膝が壁に近いところまで曲がるのに対し、右脚は左脚ほど壁まで膝がいかなかった。
それだけ固まってるので、それをほぐしていくリハビリのようだ。

30秒×5セットほどやっていると、だいぶ脚が曲がるように。

もう一度段差の昇り降りをしてみると、さきほどよりしっかり踏み込んで、踏ん張れていた。

こんなん、絶対見てもらわないとわからないよなぁと、やはり医療って偉大だなと改めて感じました。


次は6日後、階段の昇り降りがスムーズにできてリハビリ終了となります。

できるだけ継続して書いていきます