【オワコン化!?】Facebookは本当にオワコンなのか検証してみた
オワコン検証シリーズ第2弾のテーマはFacebook。
「SNS疲れ」が言われて久しい今日この頃。
特にFacebookについては「リア充」、いわゆるリアルが充実している現場を写真に収め投稿する人が多い。
このような投稿を続ける人、それを見る人、コメントする人の中には「時間を費やして、なんで続けているんだろう」と感じて辞める人が多いのではないでしょうか。
私もそれを感じた一人で、最近はログインすら辞めました。
そしてその話しを知人にすると、同じようにログインする人が減っている気がしたのです。
本当にFacebookはオワコンなのか。
気になったので検証してみました。
検証方法は第1弾、【オワコンなの!?】艦これの人気は続くのか?検討してみたと同じ方法、グーグルトレンドなどを使ってみます。
まずは日本と世界のフェイスブックの検索状況を改めて見てみましょう。
日本と世界のフェイスブックの検索状況
2012年8月にピークを向かえ、その後は下降の一途を辿っています。2016年5月の時点で全盛期の40%の検索数と言ったところでしょうか。比較的下降のスピードはここ1~2年緩やかな状況です。
しかしこれは「フェイスブック」の検索状況です。実は「フェイスブック」と「Facebook」で検索状況が大きく異なります。
では「Facebook」の場合の検索状況をご覧ください。
さきほどより大きくピーク時から検索需要が減っていることがわかります。2012年8月の第2次ピークと比べても2016年5月は約1/4とかなり減っていることがわかります。
問題は「フェイスブック」と「Facebook」どちらが日本では検索需要が多いかですが・・・
どうやら「Facebook」のほうが検索需要が多いようです。
つまり日本ではかなり「Facebook」についての検索需要が落ちているということがわかりました。
他の国を見てみましょう。
アメリカはピーク時の約55%、イギリスは約35%、インドは約40%となっています。
日本のピーク時から15%という数字は各国に比べても大きく下げており、オワコンに近づいているのかもしれませんね。
他SNSとの比較
次は他のSNSと比較してみます。早速こちらをご覧ください。
2016年5月時点で
ライン≧ツイッター>フェイスブック>インスタグラム>タンブラー
となっています。(ライン≧ツイッターの理由は、「ライン」の単語は様々な意味で検索されており、2011年のLineサービス開始前にも約30ほど検索需要があるため92-30=62と判断)
フェイスブックは2013年にツイッターに抜かれ、この中では3番手に甘んじています。
しかし大事なのはそこではありません。
ライン、インスタグラムの検索状況は右上がり。
ツイッターはピーク時より下がっているものの復調気味に右上がりしているのに対し、フェイスブックだけは右下がりです。
このまま対策もないと他と差がでる一方になるのではないでしょうか。
さきほどは日本語より英語で検索したほうが需要が多かったので、今度は全て英語で検索需要を調べてみます。
こちらのほうがリアルに感じますね。
かろうじてLineとInstagramが右上がりでしょうか。Twitterが現状維持。こちらもfacebookのみ右下がりになっています。
「Facebook」でも「フェイスブック」でも検索需要が右下がり状態。また一つオワコンに近づいているようです。
業者も見放したFacebook?
今度はキーワードプランナーを使って色々調べてみました。
こちらをご覧ください。
キーワードプランナーで調べてみると、この3つの中で一番検索が多いのは実はFacebookでした。
しかし大事なのはそこではなく、一番右の推奨入札単価の部分です。
キーワードプランナーは元来、グーグルに広告を出す際の補助ツールです。主に、どのくらいの費用をかければ広告を表示させることができるのかを調べるためにあります。
この3つではインスタグラムが1クリック157円に設定すると「インスタグラム」と検索した際に広告がでてきます。
逆にフェイスブックは1クリック4円で「フェイスブック」と検索した際に広告がでてきます。
一概には言えませんが、インスタグラムのほうがお金をかけてでも儲かる要素が強い=お客さんが多い、増えている。といえるのではないでしょうか。裏を返せばフェイスブックは低単価でも業者が入札にかけない=儲かる要素が少ない=お客さんが少ない、減っている。といえます。
次にデータをダウンロードして検索語句についての違いを調べてみました。
するとネガティブ検索語句に違いがあったので紹介します。
ツイッターユーザーは「ツイート できない」や「検索 出てこない」など機能面でのネガティブ要素があります。
「危険性」「セキュリティ」「リスク」と言ったツイッターとは異質の検索語句が見つかりました。
機能面では問題ないが、本名や顔が出てしまうフェイスブックは「危ない」と認知している人が少なからずいると言うことです。
最近はニュースでも「SNSで興味を持ち、その人の情報を集め近づいた」など、これに似た事件が多く報道されています。
「Facebookの見えない危険・リスク」これも下降の原因の一つではないでしょうか。
まとめ
各国と比較、他SNSと比較してみても明らかに右下がりが目立つFacebook。
全盛期の1/4ほどの検索需要になってはいますが、1/4がアクティブであればかなりの人がまだ更新をしていらっしゃることでしょう。オワコンとはまだ言い難いかもしれませんが、それに近づきつつあるのは事実だと感じます。
Facebookは、IDを登録して放置している人に対して何かしらのアクションを起こす。など今後に大幅な改善がないと本当にオワコンになるかもしれませんね。